別府警察署は26日、特殊詐欺(交際あっせん詐欺)被害の発生を発表した。
市内在住の60歳代男性のスマートフォンに今月上旬ごろ、「女性と出会える」というメールが届き、添付されたURLにアクセスしたところ、インターネットサイトに誘導され、日本人の女を名乗るアカウントからメッセージが届いた。その後、男性がそのアカウントとメッセージのやり取りをしていたところ、同サイトの連絡先窓口を名乗るアカウントから「サイトの登録費用を支払う必要がある」「個人情報を交換するには費用が必要」などとメッセージが届いた。男性はそれを信じて、相手の指示に従い、コンビニで電子マネーを購入して2回、登録料などの名目で電子マネーカードの番号を相手に伝えた。その後も、指定された口座に現金を振り込み、合計約60万円をだまし取られる被害に遭った。
男性が25日朝、別府署に電話相談してその後、来署し被害が判明した。
別府署は「サイトやSNS等を通じて知り合った者から金銭を要求された場合は詐欺を疑い、必ず家族や警察に相談してください」と呼びかけている。
同署管内では今年に入り、今回の件を含めて特殊詐欺被害件数は32件、被害金額は約5357万円。