
稚魚などをお手渡しした(昨年11月)

お手渡しされた容器を展示
昨年11月に大分県で開催された、第43回「全国豊かな海づくり大会」の式典で、天皇皇后両陛下が漁業関係者に稚魚などをお手渡しされた際に使用されたお手渡し容器4つのうちの2つが、実行委員会から別府市に寄贈され、14日まで別府市役所正面玄関に展示されている。
容器は、別府竹製品協同組合が制作したもので、編み目が美しく丈夫な「六ツ目編み」の技法が用いられている。大会では別府市で放流行事が開催された。
4つのお手渡し容器のうち2つは別府市に、1つは大分県立大分西高校に、もう1つは大分県漁業協同組合にそれぞれ寄贈された。
別府市に寄贈された容器には、カジメ(コンブ科カジメ属の大型の褐藻の一種)とアサリが入っていた。カジメは天皇陛下から、アサリは皇后陛下から漁業関係者へお手渡しになったもの。15日以降は、市竹細工伝統産業会館で保管・展示される予定。