
黒田知里さん(前列中央)
令和7年春季全国火災予防運動(7日まで)の一環で4日午前9時、ミス別府の黒田千里さん(21)が一日消防長に委嘱された。
委嘱式は、別府市役所市長応接室で行われ、長野恭紘別府市長が黒田さんに委嘱状を手渡し、「一日消防長」のたすきをかけた。
長野市長は「3、4月は非常に空気が乾燥して、火災が起こりやすく、『鶴見おろし』という独特な風が吹きます。市民も火災に対して心配をしているような季節。市民に啓発をしてください」とあいさつ。
同日は朝からの降雨で幼稚園児の街頭啓発活動は中止となったため、黒田一日消防長らは市消防本部に移動し、通常点検を実施。その後、市内の防火広報パトロールを行った。パトロール終了後は、黒田一日消防長は車両説明などを受けて終了した。
一日消防長の黒田さんは「ガスコンロを使用中に、その場を離れる際はこまめに火を消すようにしています。まだまだ空気が乾燥する時季が続きますので、火の元の取扱いには気をつけてください。他県では大規模な林野火災が起きています。たばこの不始末や焚き火が原因になります。貴重な人命や財産を守るためにも、一人ひとりが気をつけてください」と述べた。