「つるみほっこり村」10年の歴史に幕

最後の修了式を迎えた
「つるみほっこり村」

 社会福祉法人別府発達医療センター(福永拙理事長)は11日午後4時45分、同センター内の地域支援センターほっと地域交流室「たっち」で令和6年度「つるみほっこり村」修了式を行った。
 「つるみほっこり村」は、地域貢献事業として平成28年度からスタート。地域の教員OBらがボランティア講師となって、子どもたちが勉強だけでなく、交流の場、新たな居場所として実施されてきた。新型コロナの感染拡大の令和2、3年度は中止したが、4年度から感染予防対策をしながら荘園・南荘園町公民館で再開し、令和5年度からは再びセンターでの開催に戻った。「所期の目的を達成した」として、6年度で事業終了となり、10年間の活動の歴史を終えることになった。
 最後の修了式には、3~5年生5人が参加。福永理事長が「1年間、よく頑張りました。ただ勉強する場ではなく、友達と一緒に話したり、いろんなことを学ぶ場でもありました。いろんなことに興味関心を持ち、勉強、生活を大切にしてほしい」とあいさつ。首藤辰也事務局長がこれまでの活動を振り返り、報告した。
 ボランティア講師を代表して、山添博司さんが「長い間続けてこられたのは、センターのスタッフ、鶴見小学校の先生の協力など多くの人の協力のおかげで、感謝します。本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました」と述べ、一人ひとりに修了証書を手渡した。
 参加した子どもたちは「短い1年でしたが、楽しかった」「得意じゃなかったことも1つずつできるようになって良かった」「みんなと勉強が出来て、楽しかった」「楽しく勉強が出来て、良かった」「貴重な体験が出来たし、先生たちと交流して、勉強ができるようになって良かった」と感想を語った。
 また、長年、学習を支えたボランティア講師にセンターから感謝状が贈られ、最後にみんなで記念撮影をした。