APU開学25周年記念イベント

みんなで1つの作品を作り上げた
「絵画ワークショップ」
全盲の噺家ザトーさんと
「対話型アート鑑賞会」

 立命館アジア太平洋大学(米山裕学長、APU)は、開学25周年企画アートでAPUを彩るプロジェクト「キャンパス・アートギャラリー構想」を行っており、13日午後1時半、キャンパス内で「アートとD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」を開催。学生や市民ら約30人が参加した。
 「異彩を放て。」をミッションとし、障がいのイメージ変容と新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー「ヘラルボニー」とNPO法人BEPPU PROJECTと連携した事業。
 メイルマノフ・セリック副学長が「アートギャラリー構想は、キャンパス全体をアートで彩るもの。アートには、一人ひとりの違いを尊重する懐の深さがあると思います。アートに触れ、体験し、新しい視点に出会える場を作っていきたい。アートが人と人をつなぎ、価値観や固定観念を越える、見方や考え方を広げるきっかけになればと思います」とあいさつ。
 はじめに、トークセッションがあり、藤井愛麗ヘラルボニービジネスプロデューサーとAPU職員の杉山美帆さんがヘラルボニーの取り組みや今回の共創コンセプト開発に込めた思い、真の多様性について話した。
 引き続き、体験会が行われた。全盲の噺家ザトーさんがファシリテーターを務め、参加者同士が対話をしながら作品を鑑賞する「対話型アート鑑賞会」と東京造形大学で彫刻を学び、山仕事の作業中の事故で車いす生活となった美術家の木村秀和さんが「絵画ワークショック」を行った。
 対話型アート鑑賞会では、1つの絵画を見ながらみんながどういった印象を持ったかを話して、それを聞いた後に見方が変わったか、感想を述べあった。絵画ワークショップでは、5つの班に分かれて、黒い紙に好きな色で「*」印を描き、それをリレー形式で線でつないでいき、空間に色をつけていった。慎重に隣同士を線でつなぐ人もいれば、大胆に紙全体を動き回る線を引く人もいて「そうくるか」とお互いに話しながら、時折紙の向きを変えて視点を変えたりして楽しみながら取り組んだ。
 最後に「アートとD&I」をテーマにパネルディスカッションも行われた。また、午前中には、関連イベントとして、BEPPU PROJECTと巡る別府市街「アートツアー」も行われた。