杵築市は、令和元年度の「杵築ブランド認定式」を18日午前10時、杵築市健康福祉センターで行った。今回は、6事業者9品目が認定された。
杵築ブランドは、杵築市の資源や地域特性を生かした優れた産品を認定し、市内外に向けて情報発信することで、地域経済の発展と知名度向上につなげることを目的に認定されている。技術性をはじめ杵築らしさ、独自性、信頼性などが認定基準となっている。
永松悟・杵築市長が「杵築ブランドは、県内の生産量や品質ナンバー1のものを『チーム杵築』として売り出せば、もっと良いものになるのではと思って始めました。首都圏のバイヤーに点数をつけてもらい、東京で売れ続けられる商品を目指してやってきました。バリエーションも豊富になり、生産者の皆さんも頑張ってくれている」とあいさつ。それぞれの認定事業者に認定証を手渡した。
認定式終了後は試食会も行われ、新たな杵築ブランド味わった。今回認定された事業者や商品は次のとおり。
▽杵築ハウスみかんRー13(JAおおいた杵築柑橘選果場)=糖度13度以上のハウスみかん。旬は、5月下旬から7月下旬▽かぼすジンジャーハニー(オレンジ農園)=自家製のカボスとショウガを使った甘さ控えめのドリンクベース▽煎茶「杵築城」(お茶のとまや)=香り高く、まろやかで豊かな味わい▽落雁「豊生」(同)=10代目当主が手作りする干菓子。シンプルで昔懐かしい味▽みそまんじゅう(松山堂)=老舗の綾部味噌とのコラボまんじゅう▽三万二千石(同)=手作業で練り上げたこし餡に香り豊かなラムレーズンを混ぜた、上品で口あたりの良い乳菓▽きつきシャリ羊羹(木付や)=創業以来50年以上にわって守り続けた伝統の製法で作り上げた羊羹▽きつき抹茶シャリ羊羹(同)=杵築で生産された抹茶を使用した▽豊後国杵築かぼす味噌(綾部味噌)=伝統の技を注ぎ込んで仕上げた天然醸造の米味噌と無農薬栽培で育てられたカボスを使って作った、新しいタイプの味噌。