衞藤竜一郎氏が出馬を正式表明

会見で思いを語った衞藤氏

 任期満了に伴う、杵築市長選挙に立候補を予定している、衞藤竜一郎氏(51)が2日午前10時、市内の事務所で出馬への思いを語った。
 衞藤氏は「なぜ、杵築市がここまで衰退してしまったのか。活気が失われ、消滅可能性自治体に選ばれる状況にまで陥った。このまま衰退することを黙って見過ごすことできない」と挑戦を決めた思いを語った。
 政策として▽人口増加のための施策=安心して子どもを生み育てる環境づくり。経済的な理由で修学旅行に行けない子が出ないように、修学旅行費を無償化▽一次産業を含む若者政策=一次産業などで働く若者の声を市政に反映させるための市長諮問機関を設立する▽商人の町再開発=江戸の町、商人の町としての魅力をプロモーションに生かせないか。市をあげて観光や移住を主要施策として推し進める、としている。
 衞藤氏は「若者からお年寄りまですべての市民が当たり前の日常を送れるようにすることが私の守りたいもの。ワクワクするまちづくりをトップセールスで行いたい。既存のものの考え方ではますます他都市と格差が広がる。新しいものの見方、考え方を持つ新しいリーダーが必要」と話した。衞藤氏は、「市民党」として無所属で出馬するという。