
28日午前9時3分ごろ、大字東山の県道11号線で普通自動車と軽四自動車が正面衝突する事故が起きた。軽四を運転していた大字扇山の無職、石橋浩明さん(81)が意識不明の重体で市内の病院に搬送されたが、1時間27分後の午前10時30分、死亡が確認された。死因は、外傷性失血。別府警察署の交通事故で2人目の犠牲者。死亡事故は1月5日から6月27日までの174日間、発生していなかった。
由布市湯布院町川上の会社員、佐藤千加子容疑者(49)が運転する普通車は由布市方面から別府市方面に進行しており、石橋さんが運転する軽四は別府市方面から由布市方面に進行しており、正面衝突した。石橋さん運転の軽四には、無職女性(81)が同乗しており、由布市内の病院に搬送され、背骨を折るなどの重傷を負った。
別の車両の通行人が110番通報し、警察が認知した。
別府警察署は2日まで、別府警察署長名による「交通非常事態宣言」を発令し、交通指導取り締まりなどを強化する。
捜査の結果、佐藤容疑者を同日午後9時59分、過失運転致死傷の疑いで逮捕した。
佐藤容疑者は普通車を運転中、対向車線を進行してきた石橋さんの軽四と衝突し、石橋さんを死亡させ、同乗していた女性にケガを負わせた疑い。
警察官が現場に到着した際、佐藤容疑者が運転していた普通車は対向車線にはみ出しており、中央線を越えた可能性が高いとみている。容疑を認めている。