溝部高校生食堂でコラボラーメン

「夢を語れ」のラーメンを美味しそうに食べる生徒たち

 別府溝部学園高校の「高校生食堂」が、石垣東10丁目に総本店があるラーメン店「夢を語れ」(西岡津世志店長)とコラボして、8日午前11時、総合実習棟の試食室で「高校生食堂×夢を語れ」を開催。「夢を語れ」のラーメンと学生が作ったチキンカレーを提供した。
 「夢を語れ」は、西岡さんが2006年に京都で立ち上げた店。その後、店を全国に広げ、2012年には米国ボストンに店を構えるなど、世界で活躍。別府には2018年に店舗を構え、現在は、別府が総本店。学生を応援する活動やイベントを開いている。今回は、店の存在を知った食物科の教員がコラボを持ちかけて、実現した。
 食堂には卓球部、陸上部、バスケットボール部など部活動の生徒を中心に、授業で出ていた看護科の生徒や教職員も訪れ100食を提供した。会場にはメッセージボードが設置され、参加した生徒らが「団体でインターハイに行く」「保育士になる」「英語で会話をする」など自分の「夢」を書き込んだ。
 「夢を語れ」のスタッフと調理部の生徒が一緒にラーメンを作り、提供。訪れた生徒たちは美味しそうに熱々のラーメンを頬張って、2杯目のおかわりをする生徒も。食べた後は、自分の夢を語り、全員で「グッジョブ!」とその夢の後押しをした。
 西岡店長は「普段、夢を語る機会はあまりなく、語ることが恥ずかしいと思う人も多い。自分の家族や子どもがどんな夢を持っているのか知らないという人は多い。語ってみると、『自分も同じ思いだった』とか『その夢を応援したい』と思えることがある。みんなに夢を語ってもらいたい。日本全国にこの店を広げるのが夢」と思いを語った。

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