鶴見小でアルケミストコンサート

子どもたちと一緒に音楽を通して楽しい時間を過ごして盛り上がった

 別府市は、おもいやりの街づくり推進事業として、アルケミストコンサートを13日午後1時50分、市立鶴見小学校で開催した。児童や保護者、教職員約450人が参加した。
 アルケミストは、ボーカルのこんやしょうたろうさんとピアノの井尻慶太さんの音楽ユニット。こんやさんは左手の先天性四肢障害を持っているが、水泳で東京2020パラリンピック大会出場を目指している。この日は、ボイス・パーカッションプレーヤーの渡辺悠さんも参加して、盛り上げた。
 コンサートの前には、6年生の教室で児童と一緒に給食を楽しんで、交流した。アルケミストは、参加者から3つのキーワードをもらって即興で曲を作ることなどを得意としており、児童にどんなキーワードで曲を作りたいかを質問。児童からは「英雄の証」「ピアノ」「猫の街」というキーワードが出され、井尻さんの演奏に合わせて、それぞれの言葉を歌詞に盛り込んだ歌を披露した。こんやさんは「楽器がなくても、歌は作れる。それぞれに歌を口ずさんで楽しんでほしい。どんなに宿題をしても、おりこうにしていても大人になると悲しい思いを沢山する。でも、大丈夫。もう無理、死んじゃうと思っても、乗り越えることが出来る。心のタイムカプセルに未来の自分に向けて頑張れって言ってほしい」と述べた。
 最後に全員で「あの空」を合唱。矢野淳子鶴見小校長が「楽しく、ステキなコンサートをありがとうございました。歌っていると良い気分になる。歌っていて勇気の出る歌でした」とあいさつ。嘉藤田優夢児童会長(11)が花束を渡して「ありがとうございました」とお礼。
 柚木快斗さん(12)は「一緒に歌ったりして、楽しかくて良いコンサートだと思いました。パラリンピックを目指していると聞いて、すごいなと思った」と感想を述べた。

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