
海図を作るための研修を受ける
国際協力機構(JICA)の課題別研修・海図作製技術コースで別府市で研修を行うため、研修員らが16日午後3時半、別府市役所を表敬訪問した。
毎年実施されているもので、今回は、フィリピン、バングラデシュ、シンガポールなどインド太平洋地域7カ国地から10人が参加している。16日から11月13日までの1カ月間、別府市に滞在して、海上保安庁の指導で別府湾で港湾測量実習を行う。
阿部万寿夫副市長が「母国を離れ、約1カ月別府で過ごすと聞いています。別府は、海と山に囲まれた美しい自然環境と天然資源に恵まれた国際観光温泉文化都市です。様々な人との縁があると思います。観光や文化にも触れ、温泉も体験してください。実り多い研修となることを願っています」と歓迎のあいさつ。
研修生を代表して、イスラム・ムハマド・サイフルさん(29)=バングラデシュ=が「温かく迎えていただき、ありがとうございます。文化や歴史に触れて、素晴らしい体験が出来ると確信しています。見たものすべてが胸に刻まれると思います。重要な実習が始まります。地域の皆さんとも交流し、もっとも忘れられない素晴らしいものになると思います」と述べた。