
次世代モビリティ「UNI―ONE」を体験した
障がいのイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー株式会社ヘラルボニー(松田崇弥、松田文登代表、東京都)、障がいのある人の社会的自立を目指すホンダ太陽株式会社(鎌田雅仁代表取締役社長、日出町)、様々な人が楽しめるサンリオキャラクターパークハーモニーランドを運営する株式会社サンリオエンターテイメント(小巻亜矢代表取締役社長、東京都)は19日、ハーモニーランドでインクルーシブな体験型テーマパークイベント「Hormomy for the Future~みんなで未来のためにできること~」を開催した。
園内では、アートワークショップや共催3社、立命館アジア太平洋大学、大分県がブースを出展。座ったまま移動できる次世代型モビリティ「UNI ONE」の試乗会などが行われた。「UNI―ONE」は、20日からハーモニーランドに導入されている。他にも、視覚や聴覚に障がいのある人もパレードを楽しめるツアーも実施した。
トークセッションでは、佐藤樹一郎大分県知事、松田崇弥ヘラルボニーCEO、鎌田ホンダ太陽社長、小巻サンリオ社長が登壇し「ハロー!きっと誰もが楽しめる。『異彩』と『遊び』が社会を動かすインクルーシブテーマパークの未来」をテーマに行った。佐藤知事は「県では、誰もが笑顔で活躍できる社会づくりを進めています。障がいのある人の支援で一番は、就労対策。また、芸術や文化の面で才能を発揮できるような支援が大切。障がい者スポーツにも取り組みたい」と話し、「UNI―ONE」を体験した。
鎌田社長は「働くチャンスがすごく大事。みんなで助け合って、納税者になろうと頑張ってきた。障がい者の視点で技術開発をしている。視点を変えることが大事」。松田CEOは「目に見えづらい障がいはたくさんある。当たり前に許容される空間が増えると、素敵で素晴らしいなと思う」。小巻社長も「1つの企業ではなく、みんなで一緒にということが大切」などと話した。
ハローキティとディアダニエルによるSDGsライブショーも行われた。また、作家五fucoさんの「ドチラカラデモ」を起用した、ハローキティとヘラルボニーのコラボ商品も数量限定で販売された。