
歌とダンスで披露した8人
ミュージカル油屋熊八シリーズ「出前ミュージカル別府公演」が21日午前10時30分、別府市立石垣小学校(吉沖桂子校長)体育館で行い、3年生を中心とした74人が鑑賞した。初めての試み。
同ミュージカルは、別府観光の祖である油屋熊八翁の幼少期から別府に移り住んで数々の偉業を成し遂げていく姿を、歌とダンスでミュージカル化し上演するもの。
今年度の公演は4回を予定しており、初回は石垣小学校で開催された。
はじめに脚本・演出、funiFANミュージカルスタジオ主宰のあべこさんがあいさつとミュージカルの内容を簡単に説明し幕が上がった。市教委の寺岡悌二教育長、佐藤元昭さん、志賀貴代美さん、平野芳弘・平野資料館長らも3年生らと一緒に鑑賞。途中、演者がステージを下りて、児童の近くで演技をする場面もあった。
寺岡教育長は「ミュージカル風授業として、今年度は指定した別府市内4校の子どもたちが非日常性、授業とは違った活動をしました。このような活動を市教委も前向きに推していき、継続したい。予算の問題がありますが、それ以上に教育的効果がある。別府学の資料本の中にも『油屋熊八翁』はあります。子どもたちの心が豊かになれば」と話した。
今後は、亀川小学校(11月4日午前10時40分から)、大平山小学校(12日午前10時30分から)、鶴見小学校(来年2月5日午後1時45分から)を予定している。