トキハとIBIZAがコラボバッグ

コラボバッグをデザインした5人

 別府大学はトキハ創立90周年を記念し、革製品メーカー「IBIZA」60周年とのコラボレーションによるオリジナルバッグを制作した。
 デザインは、国際言語・文化学科の根之木英二特任教授の指導のもと、同学科芸術表現コースに所属する学生の池田蘭奈さん(21)、小田実鈴さん(22)、田中悟さん(22)、宗毅さん(25)=中国=、彭賢婷さん(25)=中国=の5人が担当した。
 同企画は昨年10月、トキハより依頼をもらい、IBIZAの企業理念や商品コンセプトについて説明を受けて、学生が若い感性を活かしてデザインを1人3点ずつ計15点を考案。その中から1点が選ばれ、IBIZAデザイングループがブラッシュアップを行い、5点のバッグが完成した。
 完成したコラボレーションバッグは、トキハ大分店IBIZAコーナーで各デザイン5点限定で販売。販売期間は、今年10月24日から11月30日まで。
 池田さんは「バッグになったもののテーマは『時を重ねる』。すごく良い経験になりました。デザインだけでなく機能性も考えたので、良いものができました」。
 小田さんは「トキハ90周年は今回しか表現できないので『90』を取り入れました。シンプルな形になり、丸い形に落ち着きました。使う人のことも考えていく。色は、実際にはホタルの光のような色で大人っぽいデザインになっていていいなと思いました」。
 宗さんは「自分が気に入った形と実用性をテーマに考えました。出来上がったものは自分が想像していたものより、少し大きかったけど気に入りました。今回の経験は、中国に戻っても役に立つし自信になります」。
 彭さんは「トキハが90周年、IBIZAが60周年なので、数字の『9』と『6』をモチーフとしたチャームを取り入れました。完成したものには、イヤホンなどを入れることができる小さいバッグもつけて便利なものにしました。この経験は、日本でも母国でも活かせそうです」とそれぞれ話した。