総観光客数は約707万6千人

 別府市は24日、2024年の観光動態を発表した。総観光客数は707万6489人で前年比4・1%増となった。宿泊客は256万4685人(前年比7・4%増)、日帰り客は451万1804人(同2・2%増)で、いずれも増加した。
 日本人の観光客は662万4595人(同1・6%増)で、総消費額は1281億4117万5千円(同49・3%増)。1人当たりの消費額(観光庁作成による共通基準による観光入込客統計の大分県の数値を活用)は、宿泊客は3万3008円(同17・6%増)、日帰り客は1万2412円(同121・8%増)。
 外国人の観光客は45万1894人(同60・5%増)で、総消費額は、113億4366万5千円(同68・1%増)。1人当たりの消費額は、宿泊客は3万2089円(同1・1%減)、日帰り客は5014円(同8・7%減)。地域別では、韓国が最も多く14万8947人、香港9万2296人、中国5万3348人、台湾5万169人、タイ2万1623人などとなっている。
 県外からの観光客が88・5%で、宿泊客の発地別では福岡県が23・4%と多く、その他九州14・8%、関東14・7%、大分県11・5%、中四国8・7%、近畿8・3%、その他外国8・1%、韓国5・0%、中部4・0%、北海道・東北1・6%。
 主要な観光施設の入込客数は、481万8918人で、前年比4・8%増だった。
 長野恭紘別府市長は、定例会見の中で「令和6年は、年間を通して円安進行による旺盛なインバウンド需要が続いたことや、別府市制100周年記念事業、福岡・大分デスティネーションキャンペーンなどの大型観光イベントが開催されたことなどもあり、総観光客数に占める宿泊客数の割合などが増加傾向にあるとうかがえる」と話した。