
別府市公営事業局は、24日から全国の競輪レースをインターネットで投票できる独自のポータルサイト「ラブリン」の運用をスタートする。競輪を主催する地方公共団体が開設をするのは初めて。導入開始を前に13日、観光建設水道委員会(阿部真一委員長)に報告を行った。
インターネット投票は年々増加しており、現在は民間や公益財団法人のポータルサイトがあり、約9割がネット投票だという。一方で、民間ポータルサイトでは、車券購入者のデータが分からないことなどから、新たなファン層の開拓や事業展開のために、独自のサイトを立ち上げることになった。現在、全国に競輪場は43カ所あり、4月からは22(別府市を含む)カ所でのレースが購入可能に。今後も提携数を増やし、全国で行われるレースの車券が買えるように目指す。
「ラブリン」は、競輪を愛(ラブ)してもらえるようにという思いと覚えやすく共感できるように競輪の「リン」を組み合わせた。
競輪ファンを増やすため、まずは初心者のハードルを下げる工夫をした。金銭が発生しないバーチャル投票やAI(人工知能)による車券のセット販売、予想サポート機能などを搭載。競輪の分析に特化させた、業界初の本格AIを導入。予想だけでなく、解説、買い目提案、選手紹介、投票傾向分析、ギャンブル依存症の疑いがある人の検出などを行う。
また、システム開発は、デジタルアート集団「チームラボ」とレジャー予約サイトを手がける「アソビュー」の共同企業体に委託。アソビューには、約1700万人の会員がおり、新規客の獲得に期待している。
映像で実際のレース観戦に加え、アプリ会員のコメントも見ることが出来る。払戻金清算のための口座を登録すれば、手動もしくは自動的に払戻金を清算することも可能。マイナンバーカードなど本人確認書類を用いた認証機能で、不正な車券購入を防ぐ。
委員からは「青少年のアクセス制限対策は十分にやってほしい」との要望があった。公営事業局では「まずは、50万人の登録を目指している」としている。23日からサイトが公開され、24日の本場開催レース分から利用できる。
