朝日大平山「ひと・まち支え合い交通」

みんなに見送られて第1便が出発した
迎えに来た車にさっそく乗り込む住民

 朝日大平山ひとまもり・まちまもり協議会(伊藤敏幸会長)は、地域交通「ひと・まち支え合い交通」の出発式を17日午前8時、北鉄輪公民館で行った。地域住民ら関係者約30人が出席した。
 高齢化や免許証返納などで移動手段を持たない人の困りに対応するもので、住民同士の助け合いで送迎を行い、道路運送法の許可・登録を必要としないボランティア輸送。別府市内では初めての取り組みで、朝日大平山ひと・まち協議会が別府市の助成制度を活用して行う、事前予約制・乗り合いデマンド型の事業。対象は、北鉄輪と鉄輪上の住民。
 事前に利用登録をして、前日までに行きと帰りの利用便と目的地を予約。自宅に迎えがきて、目的地まで送迎する。運転手は、安全講習を受けた地域住民4人が行う。利用料は、1乗車100円。
 運行は、月・水・金曜日(年末年始を除く)の午前8時半、同10時半、午後1時半の3便。目的地は、市役所朝日出張所をはじめ、スーパーや病院など。車は軽自動車で、運転手を除いて3人が乗車できる。
 出発式で、伊藤会長が「廣石武史北鉄輪自治会長と後藤栄二鉄輪上自治会長が住民からの相談を受けて、別府市に地域の実情を訴えてくれ、市に地域のためにと決断してもらった。1人暮らしの人や免許証を返納した人などが困っている。しかし、乗る人がいないと継続できないので、皆さんに利用してもらいたい」とあいさつ。
 長野恭紘別府市長は「バス事業者もタクシー事業者も一生懸命頑張ってはいますが、コロナで利用者が減り、現在は外出の機会も増えたが、一度離れた担い手は少なくなっている。地域の皆さんの声を聴き、何とか解決したいというもの。活用してください」とそれぞれあいさつ。
 来賓の小野正明市議会議長は「地域で安心して暮らし続けるためには、移動手段の確保は喫緊の課題。先進的な取り組みだと思います」と祝辞を述べた。
 伊藤会長の合図で、地域の人たちが見守る中で第1便が出発。さっそく1軒目の家に行き、利用者を乗せて目的地に向かった。