杵築市で「むくのおでかけ便」出発式

出発式であいさつする阿部会長
さっそく住民が乗り込んで買い物に出発した

 杵築市山香町の向野(むくの)地区住民自治協議会(阿部秀夫会長)は、8日午前9時半、高齢者支援事業「むくのおでかけ便」の出発式を行った。
 向野地区は、高齢者世帯のみが増加し、町内のスーパーや病院などに行くにも距離があり、移動手段の減少が孤立につながるとし、住民自治協議会で移動支援事業を行うことにした。運転手は、講習を受けた運転ボランティア9人で、利用登録者は7人。コミュニティバスの運行がない水曜日の午前10時から運行する。利用者は登録をし、ガソリン代実費として1回100円を支払う。
 車が自宅まで迎えに行き、コミュニティセンターで体温や血圧を測ったり、生活状況を聞いて健康状態のチェックなどを行う。希望の場所まで送り届けるだけではなく、買い物や通院などの付き添いも行い、自宅まで送り届ける。
 阿部会長が「杵築市や市社会福祉協議会に助成してもらい、今日を迎えることが出来ました。向野地区は、13自治協議会の中で一番小さい組織で、高齢者化率は60%。7年ぶりに地域計画書を作った時にアンケート調査をし、移動や買い物に困りがあると分かった。単なる移動支援ではなく、付き添い支援や簡単な健康チェックも行う。皆さんが安心して暮らせる地域づくりをこれからも考えていきたい」とあいさつ。
 来賓の永松悟杵築市長は「それぞれの立場で協働して、少しでも安心して、継続できる事業にしてほしい。買い物だけではなく、サロン活動の入口にもなる。地区の底力が発揮された事業。住む人にも、遠方で暮らす家族にとっても安心につながる、市内では初めての取り組み。市としても支援していきたい」と述べた。
 さっそく利用者2人が健康チェックを受けて、熱中症に気を付けるようにアドバイスを受けると、車に乗り込んで、買い物へ出かけた。