別府警察署は2日、5月末日までの特殊詐欺被害件数、金額の速報値を発表した。
被害状況は4件(対前年同期比1件減)で、被害金額は約352万円(約2477万円減)となっている。今年の手口はすべて架空料金請求で、昨年同期は架空料金請求が4件、キャッシュカード詐欺盗1件。令和元年は15件発生して約6588万円の被害で、架空料金請求11件、オレオレ・融資保証金1件ずつ、キャッシュカード詐欺盗2件。
大分県下の被害は、今年1月から5月末日まで44件(6件減)、約1億3876万円(約2731万円増)となっている。手口は、架空料金請求33件、オレオレ2件、融資保証金3件、還付金2件、預貯金2件、キャッシュカード詐欺盗2件。令和元年の被害は、件数118件、金額約2億1767万円。
手口だが、別府署管内はすべて架空料金請求詐欺(サイト利用料金が未納、当選金受領の手数料が必要などとかたる手口)で、大分県下でもこの手口が多く、電子マネーでだまし取られる被害が大半。
戸次清治別府署生活安全課長は「昨年は6月からの半年で10件も被害が発生していますし、今年は新型コロナウイルスに関連した手口の被害やアポ電にも注意が必要。メールや電話でお金絡みの話が出たら、詐欺を疑い、絶対に相手にせず、すぐに警察に相談して下さい」と話した。