別府地区少年警察ボランティア協会(永尾福康会長)は令和2年度理事会を10日午後1時30分、別府警察署1階大会議室で開催した。
理事会に先立ち、顧問の矢野哲幸別府警察署が退任者9人、永年協力者2人に感謝状、新協会員7人に委嘱状を交付した。
矢野署長が「4年前の熊本地震のときとまったく違う状況です。コロナ禍の中という災害の最中で、先行きが見えない。自助・共助・公助という言葉は、災害に限った言葉ではないと思います。少年非行防止、少年健全育成においては、自助が難しい。少年が自分自身で気づくことが大切。また、共助として、それぞれ地域の情報が皆さんの耳に届くと思います。退任される方も皆さんも引き続き、いろんな形で情報を教えていただき、地域の少年の健全育成をお願いします」
記念撮影後、理事会が行われた。
矢野署長が「新型コロナ禍の中、梅雨入りすると熱中症対策も気になるところです。刑法犯認知件数はあまり減っておらず、110番通報や交通事故は減少している。少年非行は減少しており良いことだが、問題はスマートフォンなどを使った誹謗中傷など。見えないところで病んでいる人がいるのではないか危惧している。地域に根差した活動をお願いします」。
永尾会長は「1カ月遅れの理事会を開催出来ました。退任表彰、永年表彰を受けた方、新規会員になった方、それぞれこれまでと変わらない協力をお願いします」とそれぞれあいさつした。その後、後日開催する総会のための内容を協議した。
少年の非行防止や健全育成を目的に活動しており、昨年度は祭典時の補導パトロール、14校区ごとでの補導、見守り活動、特殊詐欺被害の未然防止としてATM警戒などを行っている。
退任者、永年協力者、新協会員は、次のとおり。(敬称略、かっこ内は担当校区)
▽退任者=桑原寿一(大平山)、和田慎一(南立石)、高橋洋明(鶴見)、川口稔(同)、佐藤貴彦(亀川)、田川収一(春木川)、桑原宗之(市内全域)、淵義徳(同)▽永年協力者=菊隆志(石垣)▽新協会員=時田鉄也(鶴見)、溝部哲夫(春木川)、佐藤八郎(大平山)、佐々木真和(市内全域)、山下圭子(同)