別府溝部学園高校（佐藤清信校長）の食物科２年生４２人が、大分県高校総体エール弁当を３日午後０時半から、同校で販売した。
毎年、高校総体に出場する部活をしている生徒を中心に、希望者に「学生食堂」を開いてスタミナのつく美味しいお昼をエール飯として販売していたが、今年は、新型コロナウイルス感染症の予防対策でみんなで食堂で食べることが出来ないため、お弁当という形にした。
この日のメニューは▽大分といえば鶏！タンパク質で筋肉強化！勝ち鶏飯（焼き鳥飯）▽地場産物の食物繊維たっぷり椎茸と鉄分たっぷりひじきを使ったオムレツ▽大分県産ニラを入れた食欲増進ピリ辛ナムル▽作戦が大切だ！噛んで頭を働かせよう切り干し大根のサラダ▽杵築産ミニトマト▽カルシウムいっぱい骨を丈夫にする牛乳寒天ーの６品。いずれも大分県産の食材を使うことにこだわって作った。
チャイムが鳴ると、次々に生徒が試食室に入ってきて、自分の名前の書かれたお弁当を持って教室で味わった。３年生の部活生は多目的ホールで間隔を空けながら一緒に食べた。「大会で頑張って成果をあげてほしい」という食物科の生徒の想いのこもったお弁当を全員、美味しく食べた。
女子卓球部キャプテンの松波礼佳さん（１８）は「昨年は団体で２位だったので、今年は優勝を目指したい。いつもは寮のお弁当で、それも美味しいけど、県産のものを使っていたり栄養を考えてくれていてうれしい。頑張れる気がします」と笑顔で話した。