月の直径の98%までが影に入り込む「ほぼ皆既」の部分月食が日本全国で観測された。月食は太陽と地球、月が一直線に並ぶ満月の時に起きる現象。
部分月食は午後4時すぎに始まったが、ほとんどの地域では、すでに月が欠けた状態で昇ってくる「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」という状態。日本で同様の現象が見られるのは89年ぶりで、その時は一部地域のみで見ることが出来た。日本全国で見ることが出来たのは、140年ぶりとなる。
食の最大となったのは午後6時過ぎで、別府市内でも、下部分が少し残った状態で、皆既月食と同じように全体的に赤みを帯びながら、わずかな一部分だけが白く光る満月を見ることが出来た。