中国語学習活動成果発表会は(~地域と外国につながる子どもたちの交流~)11月27日午前11時、別府溝部学園短期大学85年館2階多目的ホールで開催された。大分中文学園の設立4周年記念事業。
「大分中文学園」とは、大分県内在住の中国にルーツを持つ子どもと地域の子どもたちと一緒に楽しく中国の文化に触れ、語学の学習を通じて、母国文化や異文化への理解をし、多文化社会において豊かな人間力を身に付けられるよう、より広い視野と世界観を持つ子どもたちの育ちを願って、2017年に設立された中国語の母語・継承語教室。
発表会では、溝部仁・学校法人溝部学園理事長が「小さい子どもや大学生が発表しますが、小さい子どもの方が耳が敏感なので発音が上手いかもしれません。発音の違いを聞いて下さい。また、日本人の子どもや大人が、中国でも日本でも活躍できる人材を育てていかなければいけないと思います」とあいさつ。
来賓の阿南大輔大分県企画振興部国際政策課総括主幹(課長代理)、橋本靖彦おおいた国際交流プラザ次長兼国際交流課長(所長代理)、高木智香別府市文化国際課長、張恵芳・立命館アジア太平洋大学孔子学院副学院長(学院長代理)、森哲也NPO大分市日中友好協会事務局長、立山愛・多文化に生きるこどものネットワーク大分代表が紹介された。
第1部は「子どもの発表」。別府市や大分市の児童が中国語で歌や物語を披露した。発表が終わると大きな拍手が贈られた。
琴の演奏と留学生による絵本読み聞かせ後、第2部として学生らが絵本の読み聞かせなどを披露した。
留学生が読み聞かせた絵本を児童たちに贈呈し、児童たちが感謝の言葉を述べた。
黄梅雄大分中文学園長が謝辞を述べた後、実行委員会(APU・別府大学・溝部学園短期大学からの実行委員13人)に感謝状が贈られた。