健やかに転ばぬ先の杖 朝日大平山地区館のシニアカレッジ

約50人が参加したシニアカレッジ

 別府市朝日大平山地区公民館(笠置高明館長)は第4回湯のまち学びのカレッジ「シニアカレッジ」を6日午後1時半、同地区館で開催し、約50人が参加した。
 講師は、総合ケアセンターくろき施設長で理学療法士の佐藤剛さんが務めた。
 今回のテーマは「転ばぬ先の杖」。
 川野正子シニアカレッジ代表委員長のあいさつ後、講演が始まった。
 「いつまでも健やかでいたい。寝たきりやぼけには、なりたくない。元気で楽しく好きなことをしたい。そんな切なる希望は、年を重ねるほどに強くなるものです」とし、そのためにも寝たきりにならないことが大切で、転ばないための体づくりを身に付けた方がいい。
 寝たきりの原因の約1割が「転倒・骨折」で、年齢別転倒頻度は61歳以上80歳以下が73%となっている。60歳を超えると、飛躍的に衰えていると考えられる。
 「転倒を起こしやすい場所は、小さな段差のある場所。敷居などの1~2㌢の小さな段差こそ注意が必要。高齢者の20%程度は、1年間に1回以上転倒していると言われている」と話した。
 「転ばぬ先の杖」として、杖というハードの代わりに転ばないための知恵(ソフト)を身に付けることが大事。転倒を予防できれば、骨折を予防できる。それが寝たきりを予防することにつながる。

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