道路関係3期成会がそれぞれ総会

3つの道路関係期成会が今年度の事業を協議し
事業の進捗状況を確認。
大分県などに要望書を手渡した

 別府挾間間道路改修、別府・耶馬渓・行橋ルート国道整備、別府国東地域開発促進の3つの期成会は8日午前10時半を皮切りに、ビーコンプラザでそれぞれ総会を開いた。会長は、いずれも長野恭紘別府市長。産業経済や観光振興の他、生活道路としても災害発生時には、国道10号の代替道路として利用できる重要な路線。
 別府挾間間道路改修期成会は、別府市と由布市で構成している。事業全体の延長は19・36㌔㍍。うち、別府市側の工事はすべて終了しており、残りは県大分土木事務所が管轄する由布市側の来鉢工区と北方工区。来鉢工区は1期工区は完了し、2期工区に入っているが完了年度は未定。北方工区は令和3年度の完成を目指して、一部工事に着手している。
  ◇  ◇
 別府・耶馬渓・行橋ルート国道整備期成会は、別府市、中津市、宇佐市、日出町、福岡県の行橋市、みやこ町で構成している。
 国道500、212、496号を有する同ルートは、別府市から福岡県に至る主要幹線道路。大分県側は、別府土木事務所は交通安全事業として、明礬工区歩行者道路整備を令和3年度、鉄輪工区歩行者整備を令和8年度、国道500号の道路無電柱化事業は汐見から石垣西にかけて令和5年度を目途に事業を行っている。宇佐土木事務所は、安心院町の東椎屋工区で令和5年の完成を目指して事業を推進している他、安心院支所前の交差点でラウンドアバウト(環状交差点)の社会実験を予定している。中津土木事務所は災害防除事業として大島工区、道路改良工事として跡田工区、橋梁補修事業として国道500号深瀬橋ほかの工事を進めている。
 福岡県側は、福岡県京築県土整備事務所が国道496号で事業を行っており、現在は豊津錦町地区歩道設置、上伊良原地区道路改良工事、上伊良原・帆柱地区防災対策工事を行っている。
  ◇  ◇
 別府国東地域開発促進期成会は、別府市、杵築市、国東市、日出町、姫島村で構成。別府土木事務所では、別府市で別府山香線、別府一の宮線、東山庄内線の5工区、日出町で別府山香線、国道213号、日出真那井杵築線。杵築市で八坂真那井線、成仏杵築線、国道213号、久木野尾山浦線、久木野尾尾立線、山香院内線、佐田山香線で事業展開をしている。
 国東土木事務所は12の事業のうち糸原杵築線、国東安岐線で完了。国道213号の塩屋で今年度工事が終了する予定。
 各総会とも、議事で、平成30年度事業・会計・監査報告、令和元年度の事業計画案・会計予算案、中央要望書について審議、承認した。総会後、各期成会ごとに大分県や福岡県に対して、の要望書を手渡した。3期成会で中央省庁への要望活動を今年も予定している。

コメントを残す