台風10号が大分県に最接近

北高架商店街は台風対策で土のうを積んだ
JR別府駅では観光客が運転見合わせの情報に見入っていた
北浜のスパビーチには台風の影響で流木が積みあがっていた

 気象庁は15日午前11時50分、台風10号に関する情報を発表した。
 大型の台風10号は同日午前11時の時点、愛媛県八幡浜市付近にあり、時速30㌔で北に進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30㍍、最大瞬間風速は45㍍。
 台風は、同日午後9時の時点、島根県松江市の北北西約90㌔を中心とする半径60㌔の円内に達する見込み。16日午前9時以降には温帯低気圧に変わる見込み。
 大分地方気象台は15日午前11時20分、気象情報を発表した。
 台風は、大分県に最接近しており、今後、中国地方を縦断して夜には日本海へ進む見込み。大分県の海上では、風速25㍍以上の暴風域に入っているところがあり、昼過ぎにかけて風速20㍍以上の非常に強い風が吹く。15日夜のはじめ頃にかけてうねりを伴ってしけとなる。
 大分県では、降り続く大雨のため土砂災害の危険度が高くなっているところがある。同日夕方にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあると予想している。
 また、台風による雨の影響で14日から玖珠町の渓谷でバーベキューをしていた大人7人、5カ月の乳児を含む子ども11人の計18人が孤立していたが、15日午前に全員が無事に救助された。
 【雨の予想】▽15日に予想される1時間降水量(多いところ)=中部・北部・西部50㍉、南部40㍉▽15日正午からの24時間降水量(多いところ)=中部・北部・南部100㍉、西部150㍉

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