キャンプで魚つかみ取り 日出の豊岡と玖珠の森地区交流

仮設のプールで魚のつかみ取りを楽しむ子どもたち

 日出町豊岡地区と玖珠町森地区の子どもの交歓キャンプが17、18の両日、豊岡で行われた。豊岡地区子ども会育成会と豊岡地区公民館主催。豊岡小学校と森中央小学校の児童ら約50人が参加した。
 江戸時代に豊岡地区が森藩の領地の一部で、参勤交代の際に豊岡地区から船に乗って江戸に旅立ったという史実があり、昭和51年から交流をしている。集団活動を体験することで、豊かで明るくたくましく育つことを願って実施しており、43回目。
 17日午前9時半から豊岡地区公民館で歓迎セレモニーをしたあと、午後3時前から、豊岡漁港で魚のつかみ取りを実施。仮設プールにシマアジ、カンパチ、ゼンゴを入れ、グループごとに1分の制限時間内に捕まえられるかを競った。子どもたちは大物を狙おうと水に飛び込んだ。驚いた魚たちは子どもたちの手をすり抜け、逃げ回った。びしょ濡れになりながら楽しんだ。大物のカンパチをとった玖珠町の笠颯汰さん(11)は「つかみ取りは以前もしたことがありましたが、こんな大きな魚をとったのは初めてで、うれしかった」と話した。
 その後、バーベキューを楽しみ、ドラム缶風呂、星空観測。19日は豊岡地区の史跡めぐりをしたりした。また、特別ゲストにスーパーボランティアの尾畠春男さんが登場し、お母さんたちに魚のさばき方を教えた。

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