令和元年度の別府市総合教育会議

長野恭紘別府市長、寺岡悌二教育長、福島知克教育長職務代行者ら6人が出席した

 令和元年度の第1回別府市総合教育会議が20日午後5時、別府市役所1階レセプションホールで行われた。多くの学校関係者が傍聴した。
 長野恭紘別府市長が「石垣西の強盗未遂事件は、子どもの下校時間と重なり大変心配しました。各学校関係者の迅速な対応で、安全の確保が出来たことで、日ごろからの連携が大切と感じました。子どもが生活する上での安全や環境整備を、我々がしっかりと将来につなげていくことが大切なので、活発な意見をお願いします」とあいさつした。
 市長を議長に議事に入り、「子どもの安全対策」と「学校給食施設の整備運営」の2点について話し合った。
 「子どもの安全対策」について、事件、事故、自然災害における子どもの安全対策が求められる事案が発生していることから、学校・家庭・地域・関係機関が連携した危機管理体制の充実が必要となっている。別府市の主な取り組みとして①各学校の安全管理体制②交通安全予防対策③通学路の安全点検―の3点が挙げられた。また、利光聡典学校教育課参事兼総合教育センター所長からも補導活動についての取り組みを説明した。
 石垣西の強盗未遂事件の対応について、委員からは「保護者への周知方法、翌日の対応など時間がかかった」「学校に迎えに来れない人に対して、どのように対応するのか考えないといけない」「不審者対応訓練もしていかないといけないのでは」などの意見が出た。
 「学校給食施設の整備運営」について、市学校給食施設のあり方検討委員会から「共同調理場方式への一元化がより効率的で実現性が高く、これまで以上に安全で安心な学校給食のシステムに新しく作り変えていくことができる」と提言している。
 寺岡悌二教育長が、市教委の基本的な考え方、保護者等への説明会、市学校給食施設の実施方式の検討について説明した。
 寺岡教育長は、新築する共同調理場の建設用地は現在の共同調理場以上の面積が必要となるため、未利用などの市有地(統合後の山の手中学校と浜脇中学校の跡地、温泉プール跡地)を候補地として考えているとした。長野市長は「関係各所と協議する」と答えた。

コメントを残す