「秋の全国交通安全運動」に先立ち「別府市交通安全大会」が9
日午前10時、別府警察署会議室で行われ、約100人が参加した。
はじめに、山名義弘別府地区安全運転管理協議会長が開会の言葉を述べ、参加者全員で交通事故の犠牲者へ黙とうを奉げた。
主催者の別府市交通安全対策協議会副会長の川上隆別府市副市長が「20日からはラグビーW杯が始まり、別府市には選手や多くの観光客が訪れます。別府に来た人が事故なく、けがなく帰ってもらえるよう、交通マナーの向上を図りましょう」と同協議会長の長野恭紘別府市長のメッセージを代読した。
佐藤由布美別府警察署長は「別府市では、事故総量は100件以上減少していますが、危機感を持って活動していきます。交通マナーは、運転者だけでなく歩行者も守っていきましょう」とそれぞれあいさつ。
来賓の萩野忠好市議会議長、寺岡悌二市教委教育長、塩地奎三郎市自治委員会会長、柳瀬陽之助市老人クラブ連合会副会長(会長代理)が紹介された。
来賓を代表して萩野市議会議長が「新聞などの報道で、高齢者の交通事故を多く目にします。一人ひとりが気をつけながら、交通事故の加害者にも被害者にもならないようにしなければなりません」と祝辞を述べた。
交通安全功労者表彰では、川上副会長、佐藤署長、冨永彰彦大分県交通安全協会別府支部長が、交通安全功労者5人、分会功労者1人、優良運転者(20年)3人、同(30年)8人、同(40年)3人、同(50年)7人、優良運転者9人の36人に表彰状が贈った。
受賞者を代表して交通安全功労者の山縣光男さん=市交通安全指導員=が「安全で住みよい社会を築くことは、私たちの心からの願いです。しかし、依然として多くの方々が交通事故の被害者となり、悲しみや苦しみを抱えながらの生活を余儀なくされています。私たち一人ひとりが交通事故防止のため、『譲り合い』の気持ちで運転します」と宣言した。
佐藤さんが宣誓したことは▽横断歩道では歩行者を優先し、思いやりのある運転をする▽3秒の車間距離をとり、脇見をせず、追突事故を起こさない―など7点。
大会終了後、歩行環境シミュレーターが会場の出入口付近に設置されており、参加者が足を止めて、体験したり、県警本部交通企画課員に質問していた。
この日表彰された交通安全功労者は、後日、掲載する。