オーストラリアが快勝

高さのあるラインアウトをみせたオーストラリア代表
激しいぶつかり合いで試合を湧かせた
国旗を振って声援を送るウルグアイのファン

 ラグビーワールドカップ2019日本大会・大分大会の第2試合オーストラリア対ウルグアイが5日午後7時15分から、昭和電工ドーム大分で開催された。3万3781人(主催者発表)が訪れた。
 過去2回優勝経験があり、前回大会では準優勝だった強豪・オーストラリア(愛称・ワラビーズ)と世界ランク19位ながら今大会ではフィジーを倒す金星をあげているウルグアイ(愛称・ロス・テロス)の対戦は、開始5分でデーン・ヘーレットペティ選手がトライを決めてオーストラリアが先制。ウルグアイもフェリペ・ベルチェシ選手がペナルティゴールを決めるたものの、オーストラリアが次々とトライを決めて前半を19ー3で折り返した。
 しかし、前半からパワープレーが多く出て、オーストラリアは13分過ぎにオーストラリアのアダム・コールマン選手、28分過ぎにルカン・サラカイアロト選手がイエローカードで退場し、1人少ない状況で試合をすることになった。
 後半に入っても、オーストラリアの猛攻が続き、テビタ・クリンドラニ選手がこの日2本目のトライを決めるなどして、最後もヘーレットペティ選手がトライを決めた。ウルグアイも終盤ギリギリでマヌエル・ディアナ選手がトライを決めて意地を見せて観客を沸かせた。結果、45ー10でオーストラリアが強さを見せた。
 試合終了後は両チームのメンバー一緒になって観客に対しておじきをするなどして感謝の気持ちを示すとともに、一緒に写真を撮ったりサインをするなどしてファンサービスを行った。
 試合後の会見でウルグアイのエステバン・メネセス・ヘッドコーチは「献身的にプレーをしてくれた選手のことを誇りに思う。高いレベルのチームと戦うことで、より強くなれると思うし、ウルグアイのラグビーが成長できると思う」とした。アンドレス・ビラセカ・キャプテンは「前半は、ウルグアイの良い所が出ていたと思う。最後に1本トライを決めることが出来たのも素晴らしい点だった。修正が必要な部分もあるが、満足している」と試合を振り返った。
 オーストラリアのマイケル・チェイカ・ヘッドコーチは「試合の最初20分間は、プレーに一貫性がなかった。よりスピードを上げた試合をしなければいけない。試合には勝ったが、ペナルティが多すぎた」と話した。マイケル・フーパー・キャプテンも「(ハイタックルについて)チームとして改善しなければいけない部分。ペナルティも与えられ、1人少ないとやりたいプレーがやれない」とチームの課題について話した。

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