第39回大分国際車いすマラソン大会実行委員会(会長、広瀬勝貞大分県知事)と陸上自衛隊第41普通科連隊(山田憲和連隊長)は大会支援の協定書調印式を9日午後3時、別府駐屯地で行った。
毎年実施しているもので、今年も本部管理中隊が中心となり、大型トラック11台、高機動車1台、ジープ4台の車両16台と隊員85人で▽レース前の選手の生活用車いすの輸送▽レース後の選手の競技用車いすの輸送▽取材車両を持ち込めない報道機関に対する取材補助▽大会終了後の選手の輸送介助―を行う。
大会実行委員長の廣瀬高博県福祉保健部長が支援を要請すると、山田連隊長が「しっかりと支援し、大会の成功に協力させていただきます」と述べた。
続いて、廣瀬県福祉保健部長と山田連隊長が協定書に調印し、握手を交わした。
現場で指揮をする酒井一光本部管理中隊長は「国際的にも大きな大会。もし、支援の最中にトラブルが発生しては選手生命に影響がありますので、選手の安全を第一にします。また、細かいところまで配慮して実施します」と話した。
今年の大会は、11月17日午前10時に大分県庁前をスタートし、大分市営陸上競技場までのコースでタイムを競う。ハーフマラソンは同日午前10時3分にスタートする。第38回大会では、海外からは57人(16の国と地域)、県内33人と県外162人(国内31都道府県)の計252人がエントリーした。