太陽の家が小・中学校に本を寄贈

山下理事長(左)から、子どもたちのために本が寄贈された

 社会福祉法人太陽の家(山下達夫理事長)は、太陽の家の創設者である中村裕博士の生涯を綴った2種類の本を小・中学校に寄贈。8日午後1時、市役所で贈呈式が行われた。
 中村博士は、1964年に東京パラリンピックを成功に導くなどして、障がい者に保護よりも機会を、と訴えて障がい者の自立に尽力をした。
 今回寄贈されたのは小学校には「日本パラリンピックの父 中村裕」14冊、中学校には「日本のパラリンピックを創った男 中村裕」を8冊。
 山下理事長が「障がい者スポーツや障がい者雇用のために尽力した、中村先生の人生を綴った内容が中心となっています。多くの児童、生徒に読んでもらって、別府から生まれた偉人について知ってもらいたい。これからも、取り残される障がい者のいない社会実現にまい進していきたい」とあいさつ。
 本を寺岡悌二教育長に手渡した。寺岡教育長は「貴重な本をいただき、ありがとうございます。別府市にも通称『共に生きる条例』があり、共生社会の実現に向け、インクルーシブ教育を大切にしていきたい」とお礼を述べた。

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