公式LINE始めました

LINEの活用方法などについて研修を受ける職員

 別府市は、市民サービスのデジタルファーストに取り組む中で、無料コミュニケーションアプリLINE(ライン)で公式アカウントを立ち上げた。
 市政に関する情報や災害時の緊急情報などを広く発信することで、別府市民を中心に、多くの人の利便性の向上を図るとともに、別府市への理解と関心を高めてもらうのが目的。
 まずは、職位に対して、その活用法を学んでもらおうとこのほど、研修会を開いた。
 講師は、LINE株式会社公共政策室の本川祐治郎行政イノベーション支援チーム(元富山県氷見市長)で、テーマは「スマホに役所がやってきた~“デジタルファースト時代”の自治体×LINE活用事例集」。
 本川氏は、ITを取り巻く環境が、パソコンからスマートフォンへと変化していることなどを挙げて「技術が単にあるのではなく、有効に活用されていることが重要。何をどう活用するかは、自治体の知恵だと思う。情報推進技術を活用して、市民サービスを向上させていくことが出来る」として、「同じ税金払うなら、よりよい自治体に移住しようというのが世の常。その上で、業務にまつわる書類が極めて少ないとか、家にいながら、データだけ入力すると必要なQRコード出て、役所で見せると書類が出てくるスマートな自治体になると、別府って良いところだな、となると思う。IT化により、タスク(間接業務)はなくなるが、仕事はなくならない。市役所の仕事はすべて、未来からの宿題を解く仕事。本当に情報を届けたい人に届いているか、健全な懐疑的な気持ちをもってやってほしい」などと話した。
 別府市LINE公式アカウント「@beppucity」は10月から運用が開始されており、トーク機能(現在は、市からの発信のみ)の他、リッチメニューとして、防災やイベントカレンダー、ごみ、休日・夜間診療などの情報を別府市公式ホームページとつないで、見ることが出来る。

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