「湯山の里」に露天風呂や泥湯など

恒松栖さんらが露天風呂などを整備している

 湯山地区の恒松栖(すみか)さん(82)は、タケノコ堀りや地獄蒸しが体験できる「湯山の里」内に温泉を整備している。オープンは3月20日を予定している。
 温泉は、露天風呂2カ所、泥湯、滝湯(打たせ湯)、足湯の計5カ所。湯温は44度と少し高め。肌触りが柔らかくクセがなく肌への刺激が少ない単純温泉。周囲は竹林だが、温泉から上を見ると空が見えるため、青空の下で温泉を楽しむことができる。また、同所には地獄蒸しがあり、麦茶やコーヒーなどを温めることができる。
 恒松さんは「タケノコを味わって、温泉に入ることが出来るように、現在、整備を進めています」と話している。
 湯山の里は昨年4月、地域活性化につなげようとオープンした。
 竹林は、祖父の与市さん(故人)が栖さんの誕生を記念して孟宗竹を植樹して広がった。父の代に手放したが、「人が集まる場所を作りたい」と平成28年12月に買い戻した。
 多くの人の協力を得て、2年以上かけて竹林約5㌶の3分の1を整備。太陽の光が入るように竹を伐採し、温泉までの道も整備している。自宅敷地内に地獄蒸し釜を5基造り、掘ったばかりのタケノコや持参した食材を蒸すことができる。
 「湯山の里」の営業時間は、午前9時から午後4時。
 問い合わせは、同所(電話090・4988・4179)まで。

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