国や県に従い休校の方向へ

 別府市教育委員会は、昨日夕方に国が新型コロナウイルス感染の拡大防止のため、全国の公立小・中学校、高校の臨時休校を要請して、県が方針を示したことを受けて28日午前9時40分頃、臨時の校長・所長会を市役所で開いて市教委の考えを示すとともに、学校現場の意見を聞いた。校長・所長23人と寺岡悌二教育長をはじめ教育委員会関係各課の課長らが出席した。
 県は、国からの要請を受けて県立学校について、3月2日から当分の間休校とすることを決めた。また、入学試験や卒業式については、感染予防のための措置や必要最小限の人数に限って開催するなどの万全の体制をとる。市町村立の小中学校、義務教育学校についても、同様に休校とすることを要請するという方針を打ち出した。保育所や幼稚園については、引き続き開園する方向で要請をする。
 さらに、県立図書館などの社会教育施設や県立美術館についても、当分の間、休館とした。不特定多数の人が参加すると見込まれる貸館については、主催者に自粛を促す。
 市教委も県の方針に沿う方向。臨時会議後、稲尾隆・教育部長は「未曾有の事態なので、出来うる対応をしたい。放課後児童クラブの問題などもあり、教育委員会だけでは決められない。国や県の方針に従っていくという大きな方向性は示し、理解は得られたと思うが、保護者に不安を与えないように、現場の意見を踏まえて、細かい部分はもう一度協議をして、午後にも方針を出したい」と話した。休校にする時期なども明確にしておらず、午後から発表する方針。

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