溝部学園為朝杯弓道大会を開催

神経を集中させて的を狙った

 第31回学校法人溝部学園「為朝杯」高等学校弓道大会が11日午前9時半から、溝部学園85年館で開催された。今日新聞社など後援。県内の高校から男子30チーム、女子27チームが出場した。
 学園の所在地は、弓の名手として誉れ高く源頼朝と義経兄弟の叔父にあたる源為朝公とゆかりが深い。学園の近くには活動拠点であった居城があった。また、傍らにある山の「姫山」は、為朝公のそば近くに差し出された近郷の豪族たちの娘12人のお墓があることが由来だという言い伝えもあるなど、数々の縁から弓道大会を開いている。
 試合は、1校3人の1チーム。1人4矢2立で計24射で得点を競った。静寂に包まれた空気の中、選手は集中して的を狙って矢を放った。的に当たると「パン」という大きな音がなり、応援していた生徒から「よし!」と声がかかった。
 結果、男女ともに、1位中津北、2位宇佐、3位大分工業だった。別府勢は、男子は別府鶴見丘が6位、明豊は18位、別府翔青は19位。女子は別府鶴見丘が6位、別府翔青が18位だった。

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