温泉まつり延期を発表

温泉まつりの延期について話す権藤実行委員長(左)

 4月1日から5日まで開催予定だった「第106回別府八湯温泉まつり」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、一部行事を延期することを決めた。東日本大震災の発災時に中止して以来。
 5日午前11時半、権藤和雄実行委員長らが今日新聞社を訪れ、苦渋の決断に至った経緯や思いを語った。「温泉まつりはどうしてもやりたいという声もあるが、こういう状況なので、4日午後2時から実行委員会で協議を行った。終息の見込みもなく、延期を決断しました」と話した。
 開催時期は現在検討中だが、6~8月の梅雨時期に行うか、「火の海祭り」と同時開催にするかなど多くの案が出ているが、感染拡大の状況を見ながらの判断となる。権藤委員長は「飲食店や旅館・ホテルはとても大変。『別府復活祭』という形も有りではないかと思う」とした。
 4月1日に八幡朝見神社が行う温泉感謝祭は神職のみで予定通り行い、扇山火まつりは、日中に野焼きとして行う。その他の開会奉告祭、別府八湯献湯祭、各地域のまつり、八十八湯温泉無料開放、べっぷフロマラソン、丼フェス、地獄巡り無料開放、温泉バス、駅前イベント、湯けむり総パレード、神輿の祭典、湯ぶっかけまつりは延期する予定。

コメントを残す