明豊高校野球部の出場報告会

出場報告をする川崎絢平監督
決意表明をする若杉晟汰主将(左)

 明豊高校野球部は第92回選抜高校野球大会出場報告を9日午後4時半、市長応接室で行った。
 出席したのは、二宮滋夫理事長、岩武茂代校長、野球部から赤峰淳部長、川崎絢平監督、若杉晟汰主将、布施心海さん、野上真叶さんの7人。市は長野恭紘別府市長、寺岡悌二市教育長、花木敏寿スポーツ健康課長、溝部進一同課補佐。
 報告会では、岩武校長が「別府市には、昨年の大会からいろんな場面でご支援をいただき、ありがとうございます。今年の大会も、学校を挙げて応援を、と考えていましたが、そうもいかない状況になりました。最終決定は11日なので、今は考えられる最大限の予防対策を行いながら、毎日練習をしています。子どもたちの一生懸命さが報われるような形になれば」とあいさつ。
 川崎監督が「昨年の秋の九州大会で優勝し、選抜に出場させていただくことになりました。昨年の選抜でベスト4という成績で、その際のメンバーも多く残っています。日本一を目指して頑張ります。生徒はあることを信じて、最大限の準備をしている。暗いニュースの中で、高校生の笑顔あふれる姿を見せて、元気を与えられれば」と出場報告をし、「ざぼんサイダー」で乾杯し、生徒らも長野市長と歓談した。
 長野市長が「イベントなどを誰もが出来ない状況の中で、試合は希望も含めておそらくあるだろうと思っていますし、置かれた環境はどの球児も一緒。明豊ナインは、どんな状況であろうと、平常心でいつでも実力を発揮すると信じている。今できることを最大限にしてほしい」と述べた。
 若杉主将は「日本一をとる」、布施さんは「このような状況ですが、目標は『日本一』に変わりはないので、開催されれば日本一を目指す」、野上さんは「いつも通りのプレーで、九州代表、大分代表として日本一を目指す」といずれも春の選抜優勝旗である紫紺の優勝旗を手にすることを誓った。
 続いて、スポーツ振興奨励金が長野市長から岩武校長に手渡された。
 選手を代表して若杉主将が「選抜まで残り少ないですが、体調面にも気を付け、皆さんの期待に答えられるように頑張りたいと思います。全員で『日本一』をとり、帰ってきたいと思います」と決意を述べた。
 最後に、写真撮影を行った。
 明豊高校は、選抜には2年連続4回目。日本高野連は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客試合を前提に準備を進めている。選手をはじめとする大会関係者の健康を最優先に考え、11日の臨時運営委員会で改めて協議する。

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