「別府市上下水道局」スタート

新しい上下水道局の看板が掲げられた

 別府市は、水道局と下水道課を統合して「別府市上下水道局」を設置。1日午後1時半から、看板の除幕式などが行われた。
 窓口業務の一元化や危機管理体制の強化など市民サービスの向上、市民生活や環境保全に果たし水の機能が適切に保たれる「健全な水循環」を目指すことが目的。また、下水道事業が公営企業化することも受けて、取水から配水の適正な処理までを効率的に事業運営を推進、経済性の発揮も目指す。
 統合により、水道料金、下水道使用料の手続き、相談が庁舎内で完結できるようになり、市民サービスの向上を図る。総務、経営部門を集約して効率化を図り、公共下水道事業と水道事業の連携強化を図った。事業は、水道事業と公共下水道事業の2つで、4課14係体制。庁舎は、水道局庁舎を使用。
 幹部職員を前に、長野恭紘別府市長が「水道事業は先般100年を迎え、先人が作ってくれた大きな遺産を引き継いでこれているのは、現在の職員のおかげ。下水道は60年の歴史があり、公営企業化でより一層数字が見えるようになるため、しっかりと営業をして普及率を高めていく必要がある。すべて1からうまくいくとは限らない。互いの速度、よい所を合わせていくのに時間は多少かかるかもしれない。一緒に同じ組織で仕事をする仲間。市民のために協力してやってほしい」と訓示。
 1日付で新たに下水道企業管理者となった岩田弘氏が「新しい組織となって、水道、下水道ともに諸々の課題がある。職員一丸となって、将来にわたり市民生活の維持のために努めていきましょう」とあいさつをした。
 引き続き、正面玄関前で長野市長と岩田管理者が新しい「別府市上下水道局」の看板の除幕を行った。

コメントを残す