屋外温浴施設に関する策定委員会

斉藤会長が基本構想をまとめて報告をした

 屋外温浴施設に関する基本構想策定委員会(斉藤雅樹会長、6人)はこのほど、長野恭紘別府市長に検討の報告書を提出した。
 屋外温浴施設に求めるイメージとして▽別府の温泉を使った総合スパリゾート施設▽民間資本による事業整備手法、市有地の有効活用▽アクティビティの充実▽別府らしさとインパクトを与えることができる一定の規模ーを掲げ、「本物感」を大事に、「コト消費」需要の高まりの機会を逃さず強みに変えていくことや、国内シェアが高まりつつある夫婦、カップル、家族旅行への対応や文化の異なる外国人旅行者への対応などを考慮する必要があるーとまとめた。
 そのため、「別府らしさを基盤に、時間的・空間的な広がりを体現した世界オンリーワンの温泉施設」を基本理念に事業を展開することを提案。事業用地の可能性としては、海ゾーンと山ゾーン各2カ所ずつ、計4カ所を検討。海ゾーンでは上人ケ浜公園、山ゾーンでは鍋山地区が優位として、全体では、上人ケ浜公園が最有力とした。
 斉藤会長は「沢山の材料を提供してもらい、活発な意見交換を行った。自然の大パノラマを感じられる時間的、空間的な広がりのあるオリジナリティある本物感を大事にして、別府市全体で稼ぐものにしていく必要があると思う」などと話した。
 長野市長は「短い期間の中で、これだけのものを議論してもらい、ありがとうございました。事業化する過程においては、また相談することあると思う」とお礼を述べた。

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