「ひじまち食堂」でレシピを公開

簡単にできて栄養バランスが抜群のレシピを公開

 長引く学校の休校に伴い、子どもたちは家で過ごしている。親にとっての悩みは、学力の遅れや生活のリズムの乱れなどだが、お母さん方の大きな悩みの1つに「献立」があげられる。学校に通っている時は、栄養士がバランスを考えて給食が出される。子どもたちの栄養を考えながら、毎日食事を作るのは大変。日出町は4月29日から、公式ホームページから「ひじまち食堂」で「栄養バランスを考えた昼食づくりを応援します」としたレシピページを公開している。
 「ひじまち食堂」は2013年から食育の情報発信の場としてスタートして、栄養教室や講座の様子、健康レシピを公開してきた。現在では、「こども」「おとな」「うましお(減塩)」「時短」「地産地消」「イベント」「その他」とカテゴリー分けをして、それぞれレシピを公開している。
 その中で、子どもたちが家で昼食をとるようになって、栄養に気を付けてあげたいけど、どういう食事を作れば良いのかと悩むお母さんたちのために、鶏肉編、卵編、白身魚編(1、2)、厚揚げ編、豚肉編の6食分のレシピを作った。健康増進課と子育て支援課の栄養士3人が話し合い、家にある材料や調味料を使って、子どもたちに必要な栄養がとれる料理を試行錯誤して考えた。それぞれの料理に牛乳とご飯をつければ、栄養満点の食事が完成する。
 1食分の献立は、12~14歳の子どもを目安として栄養価計算をし、1日に必要な栄養素等の約3分の1が摂取できるようにしてある。「子どもの年齢と体格に合わせて量を調節すると良いと思いのでは」とアドバイスも。
 また、主菜や副菜などを入れ替えることで、レパートリーは広がる。
 さらに、「ひじまち食堂」内にあるレシピも栄養について考えられているので、日々の食事に活用できる。今後も様々なレシピを考えていく予定で、献立に悩んだ時に活用してみるのも良いかもしれない。

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