別府大学などで学生エールプロジェクト

食糧支援を受ける別府大学生

 別府市は「学生エールプロジェクト」の食糧支援を3日午後2時、別府大学、立命館アジア太平洋大学、別府溝部学園短期大学で行った。今回の食糧支援は、米5㌔㌘、パスタ500㌘の3大学計700セットを用意した。受給申し込みをしていれば、どの大学でも受け取ることができる。
 別府市が、新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイトなどがなくなり生活が困窮している学生を支援する。学生が事前登録し別府市が提示した“仕事”に参加すると、謝礼金を交付する。
 別府大学18号館2階ギャラリーホールでは、マスクとフェイスシールドを着けた学生7人が参加し、受給希望者に米・パスタセットなどを手渡した。
 米・パスタセットにカレーをもらい、同大学発酵食品学科が作った甘酒を飲んだシュ・セイカンさん(20)=中国、国際経営学部2年=は「嬉しかったし、とても助かる。自由に使えるお金はないので、自炊したい」。
 伊藤萌さん(18)=発酵食品学科1年生=は「米・パスタセットをもらえて、嬉しい。とても頼りになる」。
 荒木萌優さん(19)=立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学専攻=は「ハーモニーランドでアルバイトしていたが、臨時休業となり、収入が無くなった。福岡市にいる両親から支援を受けていたので、今回の食糧支援はとても助かります」とそれぞれ話した。
 スタッフとして参加したキム・ジナさん(22)=韓国、別府大学国際経営学部2年=は「人のために活動が出来て嬉しい。友人の中には学費が出せない人もいて、両親からの仕送りなどもなく経済的につらい人もいる。韓国では、新型コロナウイルスの第2波の患者もいる。今回の食糧支援だけでなく、前回の経済的支援もとても助かり、感謝しています」と述べた。

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