6月別府市議会定例会きょう閉会

総務企画消防委員会の手束貴裕委員長が報告した

 令和2年第2回別府市議会定例会は29日午前10時、総務企画消防・観光建設水道・厚生環境教育の各委員会が付託を受けた議案および請願に対する報告、討論、表決を行い、閉会した。
 ▽総務企画消防委員会の手束貴裕委員長は、消防本部関係部分について「幼年消防クラブの火災予防運動時に使用する法被などの購入、消防団員に対してトランシーバーを配備と説明。また、大分市に建設する消防指令センターの基本設計などに係る別府市の負担金を計上したと説明があった。委員から、今後の財源確保を考えてほしいとの要望があった」と報告。また、都市計画税条例の一部改正などについても報告した。
 ▽観光建設水道委員会の市原隆生委員長は、不動産売払収入について「別府商工会議所への売却価格は不動産鑑定による価格を採用したと説明。委員から、当初より更地の状態で売却していれば、より利用価値の高い更地の価格で売却できたのではと質疑。当局より、30年間の貸付期間に係る総収入と売却による総収入はほぼ変わらないと説明」と報告。竹細工伝統産業会館の指定管理者制度導入に係る指定管理料の債務負担行為などについても報告した。
 ▽厚生環境教育委員会の桝田貢副委員長は、別府市手話言語条例の制定について「手話への理解の促進と普及を地域で支え、安心して暮らせる市を目指し、条例を制定すると説明。委員から、これまでの経緯と手話に関する施策を推進するための今後の取組を質疑。今後は手話通訳者の拡充などを図り、会議などでも積極的に活用したいと答弁」と報告。小学校給食自校式継続を求める請願についても報告があった。
 報告後、美馬恭子議員、平野文活議員(いずれも日本共産党議員団)が重度心身障がい者医療費などについて討論した。3委員会が審査した議案は、賛成多数および全会一致で可決した。
 続いて、一般会計補正予算として新型コロナウイルス感染症対策を実施する予算(補正額3億7470万円増、補正後の予算額698億2870万円)が編成され、長野恭紘別府市長が提案理由を説明した。また、別府市監査委員の選任などがあり、議会は異議なく同意した。
 続いて、令和元年度一般会計繰越明許費繰越計算書などを報告した。泉武弘議員が、別府市がなぜ一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームB―bizLINKに委託するのかなどを質問した。

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