大分地方気象台は7日午前5時46分、大雨と落雷及び突風に関する気象情報第8号を発表した。
それによると、梅雨前線が対馬海峡付近に停滞しており、8日夜にかけて九州南部付近まで南下する見込み。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態となっている。
大分県は8日朝にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨や激しい雨が降る見込み。これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、今後少しの雨でも土砂災害の発生するおそれがある。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもある。
別府市では6日夜から雨が降り続き、7日未明も強く降った。同日朝、小康状態になったが、午前8時40分過ぎにまた降り始めた。
大分県は、避難準備・高齢者等避難開始や避難勧告の発令、土砂災害警戒対象地域、記録的短時間大雨情報、洪水情報などを発令している。
避難準備・高齢者等避難開始などの情報は、次のとおり。(午前9時15分時点)
▽避難準備・高齢者等避難開始=豊後高田市全域(1万8798世帯2万2556人)、杵築市全域(1万3446世帯2万8588人)、日出町豊岡地区・藤原地区・日出地区(1989世帯4471人)▽避難勧告=玖珠町全域(6643世帯1万5016人)、宇佐市全域(2万6109世帯5万6467人)、国東市内全域(1万3125世帯2万7364人)▽避難指示(緊急)=日田市隈庄手、竹田、咸宜、桂林、田島、三芳地区(1万1683世帯2万6392人)▽洪水情報=筑後川上中流部で氾濫発生▽土砂災害警戒対象地域=別府市、九重町、中津市、玖珠町、由布市、竹田市、宇佐市、日田市▽記録的短時間大雨情報=日田市中津江付近、日田市天瀬付近、玖珠町付近(いずれも約110㍉)