別府市総務部長

やり甲斐持てる人事配置

末田 信也(すえた しんや)氏(57)

 別府市役所の施設管理などを担う総務部門で、総務課、職員課、契約検査課、市民税課、資産税課、債権管理課を所管する。
 「市職員の正規職員は減り、会計年度任用職員(非常勤)は増えている。行政において、財政はもちろん大切ですが、予算があっても、それを形にする職員が能力を発揮しないと効果は出ない。職員数が減る中で、職員がやり甲斐をもって働けるような人事配置と人材育成に努めていきたい」と話す。
 「市職員は市民のために働いているので、市民が幸せになれるように、市民目線に立った仕事をすることを考えないといけないと思う」。
 昭和60年に別府市に採用され、平成27年に秘書広報課長、29年職員課長、30年には次長級になり、令和元年から教育委員会の次長兼教育政策課長を歴任した。
 「大学を東京で過ごしたが、外に出てあらためて別府の魅力を再認識して、別府に戻って仕事がしたいと思った。父親も公務員だったので、その背中を見て、自分も公務員を選んだ」と振り返る。
 これまで、多くの部署を経験した。「人事係長の時、初めて職員課勤務となり、係長職も初めてで、人事を担当するということでとても苦労したのを覚えている。温泉課の時には不老泉の建て替えに携わったことが思い出。それまで、施設をつくるという仕事に携わったことがなかったので、地元の人や関係機関との調整は大変だったが、やり甲斐があった」と語る。
 別府生まれの別府育ち。別府鶴見丘高校から工学院大学を卒業。趣味はオートバイ。子どもの頃から、車やオートバイが好きだと言う。「39年前、大学生の時に買ったバイクを今でも乗っている。一時期乗っていなかったが、15年ほど前から整備して、また乗るようになった。あまり遠出は出来ていないですけど」と笑顔を見せた。扇山町在住。

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