別府市議会事務局長

円滑な運営を心がける

花田 伸一(はなだ しんいち)さん(58)

 議会事務局での勤務は9年ぶりとなる。「以前、5年ほど経験しましたが、だいぶ変わっていると思います」と久しぶりの議会勤務に緊張感を持って臨む。
 「大役を担わせていただくことになったと思っています。〝車の両輪″と言われる、二元代表制である市と市議会の関係性において、まずは円滑な議会運営が行えるようにしたい」
 「市議会の最高規範である『別府市議会基本条例』に基づいて、公開制、公正性および透明性を確保し、市民に開かれた、信頼される議会を目指すにあたり、事務局員一丸となって、正副議長のもとで市議会のサポートにあたっていきたい。そのためには、議員との信頼関係が一番大切だと思う」と話す。
 別府市生まれの別府市育ちで、旧別府商業高校を卒業。「別府で生まれ育ち、自然と市職員を目指すようになった」。
 昭和59年に別府市に採用され、平成29年に産業政策課長、30年に高齢者福祉課長、令和元年に職員課長を歴任した。
 「課長補佐時代の熊本・大分地震の時に、別府商工会議所と共にクーポン券を発売したことをよく覚えています。どうすれば市民に喜んでもらえるか、販売冊数を伸ばせるか苦慮した。多くの方に喜んでもらえたのではないかと思います」と振り返る。
 また、今回の新型コロナウイルス感染症の緊急対策では、500人の臨時雇用担当。経済活動が再開される中、少しずつ本業に戻っていく人もみられるが、まだ多くの人が臨時職員として働いている。「職員一丸となって、一生懸命取り組み、一定の成果が出たのではないかと思う」と語る。
 趣味は、市役所に入ってから始めたテニス。今でも週末にはテニスを楽しんでいて、市役所テニス部の部長も務める。「テニスをすることで、ストレス解消につながっています」と笑顔。
 家族は妻と娘1人の3人で、現在は夫婦水入らずの生活を送っている。青山町在住。

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