杵築市が感染者確認で対策を協議

対策本部会議後、公共施設の閉鎖を発表する永松市長

 杵築市は30日、初めての新型コロナウイルス感染症の患者が発生したことを受けて、対策本部会議を開いて、対応を協議した。
 杵築市で判明した患者は、30代の男性医師。東京在住で、27日に東京から飛行機で大分県入り。午後から勤務をしたが、のどの痛みを訴えていた。28日も終日勤務をしたが、全身の倦怠感や悪寒、咳の症状があったという。29日には37・8度の発熱があり、帰国者・接触者外来を受診。県衛生環境研究センターでPCR検査を受けたところ、陽性と判明した。
 県は病院スタッフなど92人を対象にPCR検査を行うことにしている。
 杵築市の対策本部は初の感染者の確認で、公共施設53施設について、31日から閉館にすることを決めた。指定管理者の施設については、現在協議をしているという。閉鎖となるのは、山香温泉センターや市立図書館、文化体育館。子育て支援室など、文化、スポーツ、生活にかかわる多くの施設。今年10月に実施予定だった杵築城天守落成50周年記念事業の参加型イベントは中止となる見通しだという。
 また、永松悟・杵築市長が市民向けにメッセージを発信した。永松市長は「今後の感染の広がりや生活等について、不安を感じられていると思いますが、ウェブサイトやケーブルテレビ、防災ラジオなどで的確な情報を発信していくので、落ち着いて行動してください」と冷静な対応を求めた。一方で、患者数が増え続けている地域への移動についても注意を促した。
 日常生活においては「入念な手洗いや咳エチケット、マスク着用に加えて、人と接触する場合には、社会的距離を確保して、3つの『密(密閉、密接、密着)』が重ならないよう十分注意するなど、『新しい生活様式』を引き続き実践してほしい」とした。「感染拡大を防ぐためには、市民、事業者、行政が一体となって感染防止に取り組んでいく必要がある」として、理解と協力を求めた。

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