別府GENKIプロジェクト始動

中根理事長、長野別府市長らが除幕式を行った
来庁した女性が看板を見ていた

 公益社団法人別府青年会議所(中根竜理事長)が創立45周年記念事業「別府GENKIプロジェクト」の除幕式を2日午前10時、別府市役所で実施した。同会議所、市役所から25人が出席した。
 新型コロナウイルスの蔓延により別府でも観光客の減少、雇用の縮小、各種イベントの中止、学校の休校など、経済とともに市民の元気も落ち込んでいる。別府青年会議所として、別府市全体に元気を取り戻す行動を起こすことが必要と考え、別府の子どもたちの笑顔とべっぴょんとSDGs(2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193カ国が16年から30年の15年間で達成するために掲げた持続可能な開発目標)の3つが合わさった作品を作成し、市役所ロビーに年末まで展示する。
 除幕式では、千壽智明副理事長の開会宣言に次いで、中根理事長が「青年会議所として、経済を回したり、子どもの未来について45年間活動してきました。原点に立ち戻ったとき、出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか、やらない限り1歩も進まないと思いました。来年度以降も原点となる子どもたちの笑顔のために活動していきます」。
 長野恭紘別府市長は「新型コロナウイルスの影響で、さまざまな事業が出来ず、苦悩の日々で別府市全体の姿だったと思います。後退せず前を向いて、いかに進んで行くかを指し示さないといけない。それが別府青年会議所の役割と思う。今回は別府が反転攻勢をするため、見た市民に元気がもらえると思う」。諫武由美恵副理事長兼45周年実行委員長がそれぞれあいさつ。
 中根理事長、長野市長、諫武副理事長の3人が、子どもたち千人分の顔写真を使った看板(たて90㌢、横3㍍60㌢)の除幕をした。
 記念撮影後、小野篤志副理事長が閉会宣言を行った。
 看板のほかに、ロビーでは45周年記念事業の動画が流れており、2日は閉庁まで、4日以降は別府のインフォメーションの間に流れる。
 看板を見た市内在住の佐藤民子さん(78)は「子どもたちの笑顔は、元気がもらえるし、自然と笑顔になる」とニッコリ。

コメントを残す