こばと保育園で防犯訓練

別府署生活安全課員や山の手交番員が「いかのおすし」を踊った

 こばと保育園(藤野知典園長、114人)は不審者対応訓練を10日午前10時、同所で行った。
 不審者役の別府警察署生活安全課男性署員が、鍵のかかった2階の柵を飛び越えて侵入。2階の事務室に居た藤野園長は、不審者に刺されて死亡したという設定。2階から室内に侵入した不審者を確認した教員は、園児を部屋の奥に行かせて廊下に通じているガラス戸に鍵をかけた。
 不審者は1階に降りて部屋の中に入ろうとするが、複数の教員が刺股を使い阻止したり、廊下に通じる扉を素早く施錠した。教員が110番通報し、訓練は終了した。
 続いて、園児は一つの部屋に移動し、生活安全課員らが誘拐などから子ども自身が身を守るための「いかのおすし」を踊って、園児の興味を引いた。
 最後に、園庭でパトカー乗車体験をし、生活安全課員から和柄の反射材リストバンドがプレゼントされた。
 藤野園長は「子どもの命を守るのが、我々の仕事。園児が室外や室内にいるときに来るかもしれない。教員の情報伝達のあり方を再度、見直す。毎年、シチュエーションが違う形で防犯訓練をしており、警察から改善点を教えてくれる」と話した。

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