APU有志「おうち温泉とどけ隊」

長野市長に活動を報告した「おうち温泉とどけ隊」。
11月に第1弾となる配達を西福岡病院で行った

 新型コロナウイルス感染症と闘う医療従事者に感謝の気持ちを届けようと、立命館アジア太平洋大学(APU)の篠原欣貴准教授を中心に学生有志で「おうち温泉とどけ隊」を結成。14日午前9時、別府市役所を訪れて長野恭紘別府市長にプロジェクトの報告を行った。
 新型コロナの感染リスクを抱えながらも奮闘する医療従事者に感謝の気持ちを込めて別府温泉を届けたいとの思いで始まり、一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKがこれまで培った温泉配達のノウハウを借りて実施。資金はクラウドファンディングを行い、65人から総額47万9千円が集まった。
 温泉配達第1号は福岡市の西福岡病院。11月に病院を訪れてあいさつをしたあと、医療従事者の自宅に温泉を届けた。
 報告会には、篠原准教授、村上眞生さん(22)、井形崚さん(20)、橋口義彦さん(22)が参加。篠原准教授は「学生1人ひとりの役割を明確にして、自主的に動いてくれました」と話した。長野市長は「皆さんの存在自体が地域貢献になっていると思う。憶せずチャレンジしてほしいし、別府市としても応援していきたい」とした。
 村上さんは「コロナが蔓延して、人のために何か出来ることはないかと考えました。温泉に入った医療従事者の方が、本当に良い笑顔をされていて、とてもうれしかったです。別府温泉に入ることで、もっと別府の良さを知ってもらい、盛り上げていければと思います」と話した。
 第2弾は熊本県への配達を考えているという。

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